破産した方に落ち度がある
絶対儲かるといわれたアパートローン「私はこうして破産した 銀行員の言葉に ダマされて(現代ビジネス 2017-09-04記事)
” いま、弁護士事務所や消費者センターには、こうしたサブリースの賃料大幅減額による窮状を訴える相談が、日に日に増えている。だが、地銀はアパートローン貸し出しの手を緩めることはない。「企業への貸し付けが右肩下がりの地銀にとって、アパートローンはいわば最後の『金脈』。とりわけ、スルガ銀行、静岡銀行、オリックス銀行の3行は不動産融資への力の入れ方が半端ではなく『アパートローン御三家』と呼ばれている」(前出・大手地銀関係者)
貸し付けられるなら、顧客の将来のことなど二の次。銀行の無責任な姿勢は日銀も問題視している。今年4月には、〈これまで以上に審査や管理を綿密に実施することが重要〉と異例の「警告」を行っている。老後の資金づくりのつもりが、全てを失ってしまった――。そんなことにならないよう、「甘い誘い」には十分用心しなくてはならない。”
冷たい言い方になりますが、破産した方に落ち度があります。
まず、他人が儲け話を持ってくることは100%ありません。あなたは赤の他人に儲け話を持っていきますか? 本当に儲かる話なら自分自身や身内だけで儲けます。他人になど漏らしません。他人が持ってくる儲け話には、何かしらの注意点があるものです。まして相手は不動産会社。昔から顧客の無知につけこんで暴利を貪る悪徳業界です。大手だからと言ってその風土に違いはありません。むしろ大手ほど巧妙にえげつない営業をします。
次に銀行。この業界も不動産と並ぶ悪徳ツートップの業界です。いつの時代も無知な小金持ちや老人などをカモにしてきました。バブルのころなどは散々食い散らかし、大量の破産者・自殺者を発生させました。そんな銀行を信用している時点でアウトです。
最大の落ち度は、契約内容を理解せずに契約書にサインしたことです。アパートローンと言えども数千万円の借入をする立派な事業。個人がやっていると事業という感覚は薄れるのかもしれませんが、やっていることの本質はリスクを伴う事業そのものです。その事業において最も重要な契約内容を知らない。ありえません。
仮に契約者が個人ではなく会社で、会社の担当者が契約内容をチェックせずに契約して損失を発生させてしまったら、担当者はクビでしょう。これほどの落ち度がありながら、騙されたとはよく言ったものです。
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