いま日本中で急増している「マンション管理人失踪」という異常事態

 いま日本中で急増している「マンション管理人失踪」という異常事態 廊下は水浸し、共用部にはゴミが散乱して…(現代ビジネス 週刊現代 2017-7-10記事)

” 募集条件は週3回の時短勤務で、月収5万円弱。時給換算では950円程度だ。「もっと良い条件で募集をかけたいのは山々」(男性住民)だが、このマンションの管理組合が管理・積立金として徴収しているのは一戸あたり月6000円ほど。管理人に支払える給料には限界がある。4月から募集をかけ、応募はわずかに1名だけだった。”

 築約40年のマンションを一戸あたり月6,000円の管理費と積立金で賄えるはずがありません。一般的にはその3倍、18,000円程度は必要でしょう。

 リンク先の記事はいかにも日本中で発生する可能性があるかのように煽っていますが、何のことは無い、単に管理費・修繕費が不足しているだけです。そして区分所有者の属性が低所得者に偏りすぎていて徴収額を上げることが出来ないだけ。

 しかも恐ろしい事に記事のマンションの立地は駅から徒歩20分。管理費・修繕費を徴収できない状況だと、売ろうにも新たな買い手は見つからないでしょう。つまり、スラム化まっしぐらのマンションということです。完全に詰んでます。

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