「借りて住みたい街ランキング」は池袋が1位
住みたい街の基準、潮目は変わったのか?(ITmediaビジネス 2017-7-10記事)
” HOME'S総研が発表した「2017年 借りて住みたい街ランキング首都圏版」も、「買って住みたい」ほどではないが、集計方法が変わったことで、より実情が反映されたランキングになっている。
新宿や渋谷のような巨大ターミナル駅は、一見住みやすそうに思えるが、実はスーパーなどのライフ環境が乏しく、家賃が高い割には住みにくい。しかし、池袋の場合は、椎名町や落合方面に行けば、手頃な賃貸物件がいくつもあり、その辺が順位に反映されたと思われる。
職場と自宅が近い距離にある「職住近接」は、業務の能率を上げるなどメリットが多いが、オフィスが都心にあると賃料の高さがネックになってしまう。しかし、池袋周辺は都心エリアでも比較的賃料が安いので、職場の近くに住みたい人にはうってつけな場所でもある。”
集計方法が違うとはいえ、池袋が「借りて住みたい街ランキング」1位とは驚きました。
池袋のある豊島区は東京23区の中で唯一消滅可能性都市に名指しされた都市です。2040年に20歳~39歳の若年女性が半減し、人口を維持することができないとされました。23区で唯一という不名誉なレッテルは相当な衝撃だったのでしょう。
その発表を警鐘と受け止めた豊島区は真摯に持続発展都市を目指し、女性にやさしいまちづくりやリノベーションまちづくりなど、官民あげての人口減少社会対応策を推進しています。池袋の「借りて住みたい街ランキング」1位はその成果なのかもしれません。
人はぶん殴られたり、尻に火が付くと本気を出すものですね。本格的な人口減少社会が到来する入り口の段階で、ショック療法が出来た豊島区は幸せなのかもしれません。2040年、他の消滅可能性都市は本当に消滅しているでしょうから。
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