メガバンク「大失職時代」

ついにメガバンクに「大失職時代」がやってきた! AI導入に「4000人の配置換え」…(現代ビジネス 週刊現代 2017-6-19記事)

” 今後、銀行の業務に導入されていく人工知能、AIは金融業に変革をもたらす。AIは単なるプログラムではない。自ら学び、進化していく。周知のとおり、囲碁では世界チャンピオンをAIが負かし、今後、二度と人間は勝てないと言われている。
 定められたルールと情報を入力すれば、人間の知能とは比べ物にならないスピードで「正解」へとたどり着くのだ。その能力は、金融業という分野でも圧倒的なパフォーマンスを発揮する。
 その結果、ダブついた人員は行き場を失い、閑職に追いやられる。彼らを組織内に抱えるだけの体力があるうちはいい。だが、長くはもたない。”

 こじかはメーカーに勤務しています。長年、ITによる合理化(=リストラ)を進め、事業所を統廃合し、人件費を削減して借入金を圧縮してきました。すべて、メインバンクからの圧力によるものです。良し悪しば別にして、こじかの勤務先はそのようにして生き残ってきました。

 いま銀行が直面し、そしてこれから訪れる未来は、カタチは違っても融資先の企業が過去に行ってきたこと。いや、銀行が融資先に強制してきたことです。私たちのような愚かなメーカーでも出来たのです、優秀な方ばかりが集まる銀行が出来ないわけがありません。まして、これまで他人に強制してきたことですから。正に因果応報。

 お陰様で筋肉質となったメーカー目線で見れば、ブクブクに肥えた銀行はいくらでもコスト削減の余地があります。どんどんリストラしてください。他社の利益を掠め取るお商売は、なるべく小さくなる方が世の中のため人のためです。

 ところで、記事にあるようにクラウド会計のサービス提供会社が与信と融資をしたら、小口の融資先はどんどん銀行から離れるでしょうね。フィンテック企業の隆盛により融資、送金、預金などの業務が銀行から剥がされていきます。銀行員の大失職時代ではなく、銀行という業種の大解体時代を迎えたのかもしれません。

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