普通預金がいちばん損?

普通預金がいちばん損! あなたの資産を減らさず「少し増やす」方法(現代ビジネス 2017-5-22記事)

” いま買うべき投信
 メガバンク、ゆうちょ銀行の普通預金金利は、「0.001%」の超低金利が当たり前。
1000万円預けても、1年後、たった100円しか増えない。分かっているにもかかわらず、せっかく貯めた貯金を、「惰性」でなんとなく寝かせている読者も少なくないはずだ。”

 いきなり「いま買うべき投信」という見出し、普通預金の表面的な利回りを出汁にした典型的な煽り記事ですね。昨今のデフレ環境下では、一年後の1000万円は2~3%増価しています。普通預金は価格変動リスクがなく、実質的な価値を増しても課税されません。

 デフレが20年も続いたため、いまや多くの国民が普通預金で運用する有利に気づいてしまいました。それでも表面的な金利に目を奪われる小金持ちも少なからず存在するため、金融機関は広告費を支払う見返りに、こんな記事を書かせているのでしょう。

 ノーロードは当然として、インデックスだろうがアクティブだろうが1%以上の信託報酬はすべてぼったくりです。個人的な信託報酬の許容範囲は0.5%以下。インデックスなら0.1~0.2%が投資対象です。

 普通預金の超低金利を嫌って信託報酬3%とかのファンドを購入する人の金銭感覚が理解できません。1000万円購入したら一年間に30万円ですよ。本当に報酬を支払っている感覚があるのでしょうか?

 結局、金融とは無知な人からお金を掠め取るのが本質なんですね。

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