銀行の大淘汰が始まった!「手数料で荒稼ぎ」時代の終焉

銀行の大淘汰が始まった!「手数料で荒稼ぎ」時代の終焉(現代ビジネス 2017-5-2記事)

” キーワードは「フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty)」。 日本語では、「受託者責任」と訳されてきたが、金融庁は「真に顧客本位の業務運営」とあえて定義を見直し、金融行政の最重要施策とした。 この新たな取り組みは、銀行、証券、保険、資産運用会社などすべての資産運用・資産形成にかかわるあらゆる個人向け金融サービスのあり方を一変させるマグニチュードを秘めている。”

 フィデューシャリー・デューティー。金融庁が打ち出した方向性は正しいと思います。理想的であるし共感します。銀行、証券、保険だけではなく、不動産にも同様の考え方が望まれます。

 しかし、現実の施策としてどれほどの効果が望めるのでしょうか。甚だ疑問です。正直者が馬鹿を見るような方針には誰も従いません。結局、面従腹背で何も変わらず、となる気がしてなりません。

 銀行淘汰の淘汰は始まると思いますが、その原因はオーバーバンキングであって、「手数料で荒稼ぎ」が終焉するからではありません。銀行業に限らず金融・不動産業の本質とは合法的な略奪や寄生であり、略奪(ぼったくり)を止めたら彼らは生きていけません。

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